
仏教
不動明王は仏教に位置づける神格。厄除け・道開きの祈願領域から、関係する神社や聖地へたどる入口になる。
不動明王(ふどうみょうおう)は、密教の五大明王の中心に位置する尊格。サンスクリット名アチャラナータ(Acalanātha)の漢訳で、「動かざる守護者」を意味する。大日如来の教令輪身として、忿怒形で衆生を煩悩から救うとされ、平安期以降の日本仏教と神祇信仰の両面に深く根を下ろした。
『大日経』『金剛頂経』など密教経典に出典を持ち、空海が請来した『不動使者陀羅尼経』が日本での流布の起点となる。延暦二十三年(804 年)の入唐後に空海がもたらした両界曼荼羅において、胎蔵界持明院の中心に位置づけられる。修験道の本山派・当山派の本尊として、山岳修行の中心尊格として展開した。
教令輪身として大日如来の化身に位置づけられ、五大明王(不動・降三世・軍荼利・大威徳・金剛夜叉)の主尊。眷属に矜羯羅童子(こんがらどうじ)・制吒迦童子(せいたかどうじ)の二童子、八大童子を従える。神道側では、修験道を介して各地の権現(蔵王権現・熊野権現等)と習合する場面が見られる。
成田山新勝寺(千葉県成田市)、高幡不動尊金剛寺(東京都日野市)、滝谷不動明王寺(大阪府富田林市)など、関東・関西に著名な不動信仰の霊場が広がる。成田山は天慶三年(940 年)の平将門の乱鎮圧に際して空海作と伝わる不動明王像を勧請したのが起源と寺伝に伝えられ、近世以降は江戸町人の信仰を集めて隆盛した。厄除け・災難除けの本尊として現代に至るまで広く信仰される。
不動明王 関連社寺由緒資料
機関資料各社寺・公的機関
不動明王の祭祀・信仰上の性格を確認するための由緒資料。
不動明王 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
不動明王の概要に関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%8B%95%E6%98%8E%E7%8E%8B