弁慶と牛若丸 五条大橋の分類ビジュアル

伝承

弁慶と牛若丸 五条大橋

公開検証済みべんけいとうしわかまるごじょうおおはし

武蔵坊弁慶と牛若丸が五条大橋で出会い主従の契りを結んだと能・伽噺に伝わる説話。

あらすじ

室町期成立の謡曲『橋弁慶』および明治期の巖谷小波『日本昔噺』に伝わる説話で、千本の太刀を集めようとする武蔵坊弁慶が、京都五条の橋で笛を吹いて通りかかった牛若丸(後の源義経)と出会い、決闘の末に敗れて主従の契りを結んだとされる。義経記巻三には五条天神から清水観音の舞台での決闘と記され、能『橋弁慶』では舞台を五条の橋に移し替えて演じられた。明治の巖谷小波と尋常小学唱歌で五条大橋伝説が広く普及したと伝えられる。

主な場面

弁慶の千本太刀収集、牛若丸との出会い、決闘、弁慶の敗北、主従の契りの誓い、という段で構成される。義経記版と謡曲版で出会いの場所が異なる点が学術的に注目される。

舞台・伝承地

京都市東山区 五条大橋(鴨川架橋)。義経記の舞台は清水観音の舞台と記され、現在の松原橋付近とする説もある。

出典

義経記 巻第三 弁慶義経に君臣の契約申す事(室町中期成立)。謡曲『橋弁慶』(作者不明、室町期)。巖谷小波『日本昔噺』および尋常小学唱歌(明治期)で五条大橋伝説が定着した。

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