
神社
津軽国一宮。岩木山を御神体とし、顕国魂神・多都比姫神・宇賀能売神ほかを祀る。
岩木山神社(いわきやまじんじゃ)は、青森県弘前市百沢に鎮座する津軽国一宮(津軽国は近世以降の呼称、旧陸奥国津軽郡)。岩木山(1625m、津軽富士)を御神体とし、津軽の総鎮守として崇敬される。本殿・拝殿・楼門は国重要文化財。社格は旧国幣小社。
所在は青森県弘前市百沢字寺沢 27。岩木山南東麓、百沢温泉に近い杉木立の参道に鎮座する。社地は岩木山山頂の奥宮を遥拝する位置に営まれ、参道は岩木山登拝道の起点を兼ねる。山頂奥宮までの登拝路は中世以来の修験道ライン。津軽平野を望み、岩木山と津軽富士信仰の祭祀景観の中軸を成す。
主祭神は顕国魂神(うつしくにたまのかみ、大国主神の異名)・多都比姫神(たつびひめのかみ)・宇賀能売神(うかのめのかみ、稲荷神)・大山祇神(おおやまづみのかみ)・坂上苅田麿命(さかのうえのかりたまろのみこと)の五柱。顕国魂神は『古事記』上巻に大国主神の異名として記される国土神格。坂上苅田麿は坂上田村麻呂の父で、津軽経略に関わったとして配祀される。津軽の地主神的性格と国家経略神話を併せ祀る東北辺境の一宮社として位置づけられ、関連の出羽三山神社や陸奥国一宮の鹽竈神社(宮城県)と共に東北祭祀圏を構成する。
社伝では宝亀 11 年(780 年)の岩木山山頂奥宮創建、延暦 19 年(800 年)に坂上田村麻呂が東征の際に山麓に下居宮を建立したのを起源と伝える。中世には岩木山修験の中心となり、近世は弘前藩津軽家の崇敬を受けた。現在の本殿は寛文 7 年(1667 年)の津軽信政造営、楼門は元和 5 年(1619 年)の建立で、いずれも国重要文化財。
旧暦 8 月 1 日のお山参詣(おやまさんけい、国重要無形民俗文化財)が中心。津軽各地から集落単位で岩木山に登拝する集団登拝行事で、装束・神歌・宿入りなど中世以来の山岳信仰の生きた形を伝える。
延喜式 第十巻 神名帳
一次文献藤原時平・忠平ほか(撰)
『延喜式』神名帳(927年成立)所載の陸奥国津軽郡論社。岩木山神社は同社の論社の一として近世以降比定される。
岩木山神社 公式サイト
機関資料岩木山神社
岩木山神社公式サイト「御祭神」「御由緒」。
http://iwakiyamajinja.or.jp/Wikipedia 日本語版「岩木山神社」
二次資料Wikipedia 日本語版
Wikipedia 日本語版「岩木山神社」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%9C%A8%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE