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神社

琴引山神社

公開検証済みことびきやまじんじゃ

琴引山神社は、島根県飯石郡飯南町佐見に鎮座する神社。大国主命を祀り、琴引山山頂の磐座を御神体とする。

概要

琴引山神社(ことびきやまじんじゃ)は、島根県飯石郡飯南町佐見に鎮座する神社。主祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと、大国主神)。出雲国南端、琴引山(標高 1,014m)の山頂に磐座(御琴岩)を擁し、その山麓に里宮を構える神奈備山型の古社。『出雲国風土記』にも記される式内社級の古社。

鎮座地

所在は島根県飯石郡飯南町佐見。中国山地脊梁部、出雲国と備後国の境界に近い飯南町南部に位置する。琴引山は地元では大国主神が天上から琴を引いて降ろしたと伝える霊山で、山頂には大国主神の御琴と伝える巨石(御琴岩)が立つ。里宮(拝殿)は山麓の佐見集落にあり、奥宮として山頂の磐座を遥拝する古式の祭祀構造を保つ。

祀られる神格

主祭神は大国主命。出雲国造りの主神 大国主神の御霊を、琴引山の磐座を御神体として奉斎する。『出雲国風土記』(733 年)飯石郡条には「琴引山 即神大国主大穴持命御琴有此山」(琴引山には大国主大穴持命の御琴が有り)と記され、当社の祭神比定の典拠となる。出雲神話圏の南端に位置する大国主神信仰の拠点。

沿革

社伝では、創建年代は詳らかでないが、『出雲国風土記』(733 年)に琴引山と大国主神の御琴に関する記事が見え、当社の起源はこれに遡るとされる。中世以降は飯石郡の崇敬を集め、近世は備後・出雲国境の山中の鎮守として継承された。明治期に郷社に列せられ、現在は飯南町佐見地区の鎮守として続く。山頂の磐座と里宮の関係を保つ古代神奈備信仰の継承形と評価される。

主要祭礼

10 月の例祭、琴引山登拝に関わる山開きの神事が継承される。出雲国風土記縁起の山として登山・参詣の対象となり、地域の信仰文化を伝える。

出典

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