神社
松尾大社(まつのおたいしゃ/まつおたいしゃ)は、京都市西京区嵐山宮町にある神社。式内社(名神大社)で、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
松尾大社(まつのおたいしゃ/まつおたいしゃ)は、京都市西京区嵐山宮町に鎮座する神社。式内社(名神大社)、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。古来の渡来氏族秦氏(はたうじ)が祀った京都最古級の社で、酒造の神として全国の酒造業者の崇敬を集める。
所在は京都府京都市西京区嵐山宮町 3。山城国葛野郡(かどのぐん)、京都盆地西部の松尾山東麓に鎮座する。背後の松尾山(標高 223 m)山頂の磐座を奥宮とする山岳祭祀景観を継承する。同じく秦氏の祭祀社であった伏見稲荷大社(京都市伏見区)と一対をなし、京都盆地西部と東南部に秦氏祭祀圏を構成する。同じ大山咋神を祀る日吉大社(滋賀県大津市)と祭神を共有する。
主祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)と中津島姫命(なかつしまひめのみこと、市杵島姫命)。大山咋神は『古事記』上巻に「大山咋神、亦の名は山末之大主神。此の神は近淡海国の日枝の山に坐す、亦葛野(かどの)の松尾に坐す」と明記される松尾山の地主神。中津島姫命は宗像三女神の市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の別称で、宗像大社(福岡県宗像市)に祀られる神格を併祀する。
社伝では大宝元年(701 年)、秦忌寸都理(はたのいみきとり)が松尾山頂の磐座から神霊を麓に勧請して創建したと伝えられる。それ以前から松尾山には地主神の磐座祭祀があったとされる。『延喜式神名帳』山城国葛野郡条に「松尾神社 二座 並名神大 月次相嘗新嘗」として記載される。平安遷都(794 年)後は王城鎮護の二十二社上七社に列せられ、賀茂神社と並ぶ京都最高位の官社となった。中世以降は秦氏系の酒造技術と結びつき酒造の神として崇敬を集めた。明治期に官幣大社、現在は別表神社。
4 月の松尾祭(神幸祭・還幸祭)が中心。神輿六基が桂川を渡御する古式神事で、京都三大祭の一つ葵祭、伏見稲荷大社の稲荷祭と並ぶ京都の春の代表的祭礼として継承される。
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