
宝物
中尊寺金色堂荘厳具は、中尊寺金色堂に関わる荘厳具で、奥州藤原氏の浄土思想と工芸を伝える。
金色堂華鬘(こんじきどうけまん)は、中尊寺金色堂(岩手県西磐井郡平泉町)に伝来する金銅製の華鬘で、団扇形の薄銅板に迦陵頻伽(かりょうびんが)と宝相華唐草の透彫を施した荘厳具である。仏前を飾るために柱間や天蓋に懸けられ、平安後期の金工技術の到達点を示す。
金色堂は天治元年(1124年)、奥州藤原氏初代の藤原清衡(ふじわらのきよひら)が阿弥陀如来を本尊として建立した阿弥陀堂で、堂内三壇に清衡・基衡・秀衡の遺体を納める。華鬘は堂内荘厳具の一群として作られ、迦陵頻伽は極楽浄土に住むとされる人面鳥身の鳥で、阿弥陀信仰の表象として中世仏教美術に頻出する。
中尊寺境内の讃衡蔵(さんこうぞう)に収蔵される。金色堂内陣の天蓋・長押に懸けられた本来の位置から外され、現在は宝物館で他の藤原氏奉納品とともに公開される。
昭和26年(1951年)に国宝(工芸品)に指定された(文化庁 国指定文化財等データベース 金銅華鬘 中尊寺金色堂)。平成23年(2011年)には中尊寺を含む「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録された。
国指定文化財等データベース 中尊寺金色堂堂内具
機関資料文化庁
国指定文化財等データベース 中尊寺金色堂堂内具に基づく中尊寺金色堂荘厳具の主要典拠。
https://kunishitei.bunka.go.jp/中尊寺 讃衡蔵資料
二次資料中尊寺 讃衡蔵資料を参照した中尊寺金色堂荘厳具の補助確認。
https://www.chusonji.or.jp/