
宝物
救世観音像は、法隆寺夢殿に伝わる観音像で、聖徳太子信仰と古代寺院の記憶に関わる。
救世観音像(ぐぜかんのんぞう)は、法隆寺東院伽藍夢殿(奈良県生駒郡斑鳩町)の本尊として安置される飛鳥時代の木造観音菩薩立像で、像高約178.8cm。聖徳太子の等身像と伝えられ、楠の一木造に金箔を押した古拙な造形を残す。
法隆寺東院は天平十一年(739年)、行信僧都が聖徳太子の斑鳩宮跡に建立した上宮王院に始まる。夢殿は太子供養の堂宇とされ、救世観音は太子の御影として古くから秘仏として奉安されてきた。長く白布に巻かれて公開されなかったが、明治十七年(1884年)にアーネスト・フェノロサと岡倉天心が開扉調査を行い、飛鳥彫刻の代表作として再評価された。
法隆寺東院夢殿の厨子に安置され、現在も春秋の特別公開時のみ拝観できる秘仏として伝来する。
明治三十年代の旧国宝指定を経て、戦後の昭和26年(1951年)に国宝(彫刻)に指定された(文化庁 国指定文化財等データベース 木造観音菩薩立像(救世観音)法隆寺)。
国指定文化財等データベース 木造観音菩薩立像(救世観音)
機関資料文化庁
国指定文化財等データベース 木造観音菩薩立像(救世観音)に基づく救世観音像の主要典拠。
https://kunishitei.bunka.go.jp/法隆寺 由緒資料
二次資料法隆寺 由緒資料を参照した救世観音像の補助確認。
https://www.horyuji.or.jp/