
宝物
両界曼荼羅図は、東寺に伝わる密教図像で、真言密教の宇宙観を視覚化する国宝級の宝物。
両界曼荼羅(りょうかいまんだら)は、東寺(教王護国寺、京都市南区九条町)に伝来する平安初期の彩色絹本曼荼羅で、金剛界・胎蔵界の二幅一対からなる。伝真言院曼荼羅(でんしんごんいんまんだら)と呼ばれ、現存最古の彩色両界曼荼羅として真言密教絵画の規範をなす。
東寺は弘仁十四年(823年)、嵯峨天皇(さがてんのう)が空海(くうかい)に下賜した官寺で、真言密教の根本道場として整備された。両界曼荼羅は、空海が大同元年(806年)に唐より請来した曼荼羅の系譜を継ぐ作で、九世紀後半の制作と推定される。金剛界は『金剛頂経』、胎蔵界は『大日経』に基づき、中央の大日如来を中心に諸尊が同心円的に配される。
東寺の宝物館に収蔵される。各種法会の本尊として用いられたほか、年に数度の特別公開でのみ拝観できる。
明治三十六年(1903年)の旧国宝指定を経て、戦後の昭和26年(1951年)に国宝(絵画)に指定された(文化庁 国指定文化財等データベース 絹本著色両界曼荼羅図 東寺)。
国指定文化財等データベース 両界曼荼羅図
機関資料文化庁
国指定文化財等データベース 両界曼荼羅図に基づく両界曼荼羅図の主要典拠。
https://kunishitei.bunka.go.jp/東寺 宝物館資料
二次資料東寺 宝物館資料を参照した両界曼荼羅図の補助確認。
https://toji.or.jp/