
付喪神
一つ目・一本足の傘の妖怪として描かれる、付喪神の代表格。
唐傘お化けは古い傘から成った付喪神と記される。一つ目・一本足、長い舌を出した姿で描かれ、器物妖怪のなかで最もよく知られた存在とされる。
百年を経た傘が魂を持つとされる付喪神信仰に基づく。室町時代の百鬼夜行絵巻に既に傘の妖怪が登場し、江戸期にかけて図像が定着していった。
室町時代の百鬼夜行絵巻に傘を頭に頂いた人型妖怪が描かれる。鳥山石燕『画図百鬼夜行』(1776年)にも傘系の妖怪が登場する。江戸期には「しん板化物尽し」「大新板化物飛巡双六」など、おもちゃ絵・双六で広く描かれた。日文研 怪異・妖怪画像データベースに複数の図像カードが登録される。
百鬼夜行絵巻(室町時代写本)
一次文献伝藤原経隆
室町時代成立の付喪神絵巻系譜。傘を頭部に頂いた人型妖怪として傘の付喪神が登場
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007312565画図百鬼夜行
一次文献鳥山石燕
安永5年(1776年)刊行の妖怪画集。からかさ系妖怪を含む付喪神を収録
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2553975日文研 怪異・妖怪画像データベース — からかさ(大新板化物飛巡双六)
機関資料国際日本文化研究センター
唐傘の化物。傘に眉目鼻口がついており、舌を出している。腕が2本、脚が1本生えており、いずれも毛深い
https://www.nichibun.ac.jp/YoukaiGazouCard/U426_nichibunken_0081_0027_0000.htmlWikipedia 日本語版 — からかさ小僧
二次資料Wikipedia contributors
江戸時代以降に定着した一つ目・一本足の傘妖怪。百鬼夜行絵巻に登場する傘妖怪を源流とする
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%8B%E3%81%95%E5%B0%8F%E5%83%A7