
妖怪
山で声が返る現象を怪異化した妖怪。石燕は山中の響きを姿あるものとして描いた。
やまびこは、山で声が反響して返ってくる現象を怪異として捉えた存在である。山の奥から返る声を、自然現象ではなく山に住むものの応答として理解する伝承に基づく。
山中、谷、深い森など、声が反響する場所に現れる。人の呼び声に返事をするように聞こえることから、山の霊や妖怪の働きとして語られた。
鳥山石燕『画図百鬼夜行』には、図名「幽谷響」として収められる。山谷の反響を、姿を持つ怪異として視覚化した図像である。
画図百鬼夜行 図「幽谷響」
一次文献鳥山石燕
東京藝術大学附属図書館の『画図百鬼夜行』書誌。鳥山石燕の妖怪画集として図「幽谷響」を含む。
https://jmapps.ne.jp/geidailib/det.html?data_id=11348山彦
二次資料Wikipedia contributors
山彦の専用記事。山の反響と妖怪としての理解を確認できる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%BD%A6