毘沙門天の分類ビジュアル

仏教

毘沙門天

公開検証済みびしゃもんてん武神

毘沙門天は仏教に位置づける神格。勝運・道開きの祈願領域から、関係する神社や聖地へたどる入口になる。

概要

毘沙門天(びしゃもんてん)は、仏教の四天王の一尊で北方を護る守護神。サンスクリット名ヴァイシュラヴァナ(Vaiśravaṇa)の漢訳。インド神話のクベーラ神を起源とし、福徳神・武神の両面の性格を持つ。日本では平安期以降、武門の守護神として、また七福神の一柱として広く信仰された。

出典上の登場場面

『金光明経』『法華経』『仁王経』など大乗経典に四天王の一として登場し、北方を守護して衆生を福徳で導くと説かれる。日本では聖徳太子が物部守屋との戦いに際して毘沙門天像を髻に挿して祈り、勝利したとの伝承が『日本書紀』『元亨釈書』に見え、これを契機に信貴山朝護孫子寺(奈良県)が創建されたと寺伝に伝えられる。

系譜

仏教の天部に属し、四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天=毘沙門天)の北方守護神。妻に吉祥天、子に善膩師童子(ぜんにしどうじ)を従えるとされる。中世以降は七福神の一柱として、大黒天・恵比寿などとともに福徳神として展開した。

信仰・祭祀

信貴山朝護孫子寺(奈良県生駒郡平群町)、鞍馬寺(京都市左京区)、神峯山寺(大阪府高槻市)、最福寺(青森県)など、聖徳太子・空海・最澄ゆかりの寺院に篤い信仰がある。鞍馬寺は延暦十五年(796 年)に鑑禎が毘沙門天を本尊として開山したと寺伝に伝えられ、源義経が幼少期を過ごした地としても知られる。武運長久・必勝祈願・福徳の本尊として近世以降に広く崇敬された。

出典

  • 毘沙門天 関連社寺由緒資料

    機関資料

    各社寺・公的機関

    毘沙門天の祭祀・信仰上の性格を確認するための由緒資料。

  • 毘沙門天 - Wikipedia 日本語版

    二次資料

    Wikipedia contributors

    毘沙門天の概要に関する二次整理。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%98%E6%B2%99%E9%96%80%E5%A4%A9

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