坐御諸山上神の分類ビジュアル

古事記

坐御諸山上神

公開検証済みみもろのやまのうへにいますかみ/みもろのやまのうえにいますかみ神格

三輪山(御諸山)に鎮まる大物主神の異称。大神神社の神体山に坐す国津神。

概要

坐御諸山上神(みもろのやまのうへにいますかみ)は、『古事記』に記される国津神。神名は「御諸山の上に坐す神」を意味し、大和盆地の三輪山(標高 467.1 m、奈良県桜井市)に鎮まる神格すなわち大物主神の異称として位置づけられる。三輪山そのものが神体(神奈備)として崇敬される古神道の中核を成す。

出典上の登場場面

『古事記』上巻 大国主神段で、少名毘古那神と国造りを進めていた大国主神のもとに海の彼方から光り輝いて来る神が現れ、「自分を大和の青垣の東の山の上に祀れば国造りを助けよう」と告げた、その神が御諸山に坐したと記される。『日本書紀』神代上にも対応の段があり、「美和山」「御諸岳」などの表記で語られる。

系譜

大物主神と同体と解され、出雲系神統譜の大国主神の和魂・幸魂・奇魂と位置づけられる。三輪山祭祀を司る大田田根子(おおたたねこ)はその神孫とされ、三輪氏(大神氏)・賀茂氏ら大和の古代氏族の祖神に連なる。

信仰・祭祀

大神神社(おおみわじんじゃ、奈良県桜井市三輪)が三輪山を神体山とし、本殿を設けずに山そのものを直接拝する形態をとる、日本最古級の神社形式を伝える社。配神に大己貴神・少彦名神を祀り、薬・酒・水の神として古代から崇敬される。山麓の摂社・末社や元伊勢伝承地と併せ、三輪山祭祀圏の中軸を成す。

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