
古事記
迦具土神の出生でイザナミを失ったイザナギの涙から成った女神。畝尾都多本神社の主祭神。
30秒でわかる
泣沢女神は、國學院大學の神名データベースで読みと登場箇所を確認できる神名です。上・伊耶那美命の死を手がかりに、古事記内での位置づけを辿れます。梗概や諸説は出典側の記述を参照しながら整理します。
泣沢女神(なきさわめのかみ)は、『古事記』に記される天津神の女神。別表記に「啼沢女神」「哭沢女命」がある。伊邪那美神が火神 迦具土神を生んだ際の火傷で亡くなり、伊邪那岐神が慟哭した涙から成り出でたとされ、慟哭・降雨・延命の祈りに結びつく神格として古代から崇敬された。
『古事記』上巻 神産み段に「ここに伊邪那岐命、…泣沢女神成り坐す。香山の畝尾の木の下に坐す」と記される。神話の中で大きな物語の主軸には立たないが、亡き妻を悼む涙から神が成るという独自の出生譚は、古代における泣き女(哭女)の祭儀的役割の神格化と解される。
父は伊邪那岐神、母は伊邪那美神。火神 迦具土神を生んだ伊邪那美神が亡くなった直後、伊邪那岐神の涙が神格化して成った神とされ、迦具土神とは間接的な対の位置に置かれる。配偶神・御子神の記載はない。
畝尾都多本神社(奈良県橿原市木之本町)を主たる鎮座社とし、古事記の「香山の畝尾の木の下」との記述地に比定される。『延喜式神名帳』にも記載される古社で、「哭沢神社」とも呼ばれ、降雨・延命長寿・命乞いの神として今に伝わる。
泣沢女神 なきさはめのかみ/なきさわめのかみ
一次文献國學院大學 古典文化学事業「神名データベース」泣沢女神。
https://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/nakisawamenokami/ナキサワメ - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
泣沢女神について、古事記の伊邪那岐神の慟哭涙から成った出生譚・畝尾都多本神社祭祀・水神/延命の神/降雨の神としての信仰を整理する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A3%E6%B2%A2%E5%A5%B3%E7%A5%9E