大戸日別神の分類ビジュアル

古事記

大戸日別神

公開検証済みおほとひわけのかみ/おおとひわけのかみ神格

家宅六神の第三柱。家屋の出入り口・門を司る神格として古事記に記される。

概要

大戸日別神(おおとひわけのかみ)は、『古事記』に記される神。家屋の構造と材料を象徴する家宅六神(かたくろくしん)の第三柱として位置づけられる。神名「オオト」は家の大きな門・戸口を、「ヒワケ」は陽(日)・霊威の分配を意味すると解され、家屋の出入り口を司る神格として『神名考』などの注釈書は「門の神の一」と解する。

出典上の登場場面

『古事記』上巻 神産み段で、伊邪那岐神と伊邪那美神が国産みを終えた後、家宅六神を生んだ場面に登場する。具体的には大事忍男神に続いて、石土毘古神・石巣比売神・大戸日別神・天之吹男神・大屋毘古神・風木津別之忍男神の順で記され、本神はその第三番目として記される。『古事記伝』では本居宣長が大直毘神と混同された神とも解しており、注釈の歴史も古い。

系譜

父は伊邪那岐神、母は伊邪那美神。兄弟神は家宅六神の他の五柱(石土毘古神=土、石巣比売神=砂、天之吹男神=屋上、大屋毘古神=屋根、風木津別之忍男神=風除けの忍)。

信仰・祭祀

家宅六神は家屋・建築の守護神群として古来祭祀されるが、本神を主祭神とする独立社は限られる。家屋の門・戸口を祀る門神(かどがみ)信仰や、上棟祭・地鎮祭の祭儀に家宅六神として勧請される場合がある。

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