佐度島の分類ビジュアル

古事記

佐度島

公開検証済みさどのしま神格

国産みで生まれた大八島の一柱、現在の佐渡島。日本海に浮かぶ列島古代の重要拠点。

概要

佐度島(さどのしま)は、『古事記』『日本書紀』に記される国産み神話の大八島国の一柱で、現在の新潟県佐渡島に比定される。面積 854.81 km² と本土四島・北方領土を除く日本国内の島嶼で沖縄本島に次ぐ第二位を誇る。日本海に浮かぶ古代の交通要衝・流刑地・金山として、神話以来の長い文化史を持つ。

出典上の登場場面

『古事記』上巻 国産み段において、伊邪那岐神と伊邪那美神が生んだ大八島国の七番目(一書系では順位異同あり)として「佐度島」の名が記される。『日本書紀』では「佐渡洲(さどのしま)」と表記される。物語上の独立した神格名は伝わらず、島そのものが神産みの一柱として列挙される形式に拠る。

系譜

父神は伊邪那岐神、母神は伊邪那美神。兄弟島に淡道之穂之狭別島(淡路島)・伊予之二名島(四国)・隠岐之三子島・筑紫島(九州)・伊伎島(壱岐)・津島(対馬)・大倭豊秋津島(本州)などがあり、大八島国を共に構成する。

信仰・祭祀

島内には度津神社(佐渡国一宮、五十猛命を祀る)など式内社九座が鎮座し、古代より重視された。江戸時代には金銀山開発(1601 年発見の佐渡金山)で繁栄、能舞台が一時 200 を超え、現在も 32 余りが残るなど能楽文化が深い。順徳上皇・日蓮・世阿弥らの配流地としての歴史も伝わり、神話・宗教・芸能が重層する島文化を持つ。

出典

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