
古事記
神武東征で高倉下が献じた霊剣 布都御魂の神霊名。建御雷神が葦原中国平定に用いた剣。
30秒でわかる
佐士布都神は、國學院大學の神名データベースで読みと登場箇所を確認できる神名です。神武記・熊野の高倉下を手がかりに、古事記内での位置づけを辿れます。梗概や諸説は出典側の記述を参照しながら整理します。
佐士布都神(さじふつのかみ)は、『古事記』に記される霊剣 布都御魂(ふつのみたま、韴霊剣)の神霊名。別名「甕布都神」「布都御魂剣」とも呼ばれる。神名「フツ」は「物を断ち切る様」を意味し、刀剣の霊威そのものが神格化された存在として位置づけられる。物部氏の氏神 石上神宮の主祭神 布都御魂大神に連なる。
『古事記』中巻 神武東征段に登場する。神武天皇が熊野で土地神の毒気にあてられて軍勢ともども倒れた際、高天原の天照大御神と高木神の命を受けた建御雷神は、自身が葦原中国平定に用いた霊剣を高倉下(たかくらじ)の倉に降ろさせる。高倉下が剣を神武に献上すると、毒気は退き軍勢は覚醒したと記され、この剣の名が「佐士布都神」「甕布都神」「布都御魂」と並べて伝えられる。
神格としての父母・配偶神・御子神の記載はない。剣そのものの神格化であるが、所持者として建御雷神(タケミカヅチ)、献上者として高倉下、奉斎者として物部氏 伊香色雄命と続く所伝の系譜が形成される。
石上神宮(奈良県天理市布留町)の主祭神 布都御魂大神として祀られる。社伝では崇神天皇七年に物部氏の伊香色雄命が現在地に遷祀し創建したとされ、1874 年に禁足地から発掘された全長約 85 cm の内反り片刃鉄刀が本殿内陣に奉安される。鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)にも別個の布都御魂剣が伝わり、奈良末〜平安初期の作と推定される国宝として宝物館に展示される。
佐士布都神 さじふつのかみ
一次文献國學院大學 古典文化学事業「神名データベース」佐士布都神。
https://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/sajifutsunokami/布都御魂 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
布都御魂剣の神霊 佐士布都神について、古事記の神武東征段における高倉下の献上・建御雷神の葦原中国平定剣・石上神宮/鹿島神宮の祭祀を整理する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E5%A3%AB%E5%B8%83%E9%83%BD%E7%A5%9E