
神社
伊曽乃神社は、愛媛県西条市を入口にたどる聖地・社寺。西条祭りと地域の鎮守を、祭礼と社殿の層に分けて整理する。
伊曽乃神社(いそのじんじゃ)は、愛媛県西条市中野甲に鎮座する神社。『延喜式神名帳』伊予国新居郡「伊曽乃神社 名神大」に比定される伊予国最高位の式内大社で、西条祭りの中核を担う氏神。社格は旧国幣中社。
所在は愛媛県西条市中野甲 1649。西条市街地の南西、加茂川の右岸、武丈公園(ぶじょうこうえん)の隣接地に鎮座する。社殿背後の禁足地は古来からの神奈備山(かんなびやま)と伝えられ、加茂川流域の古代祭祀圏の中心地。隣接する石鎚神社(西条市西田)、武丈公園と一体の西条の祭祀景観を形成する。
主祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の荒魂と伝わる伊曽乃神、および武国凝別命(たけくにこりわけのみこと)。『日本書紀』景行天皇紀によれば、武国凝別命は景行天皇の第二皇子で伊予国に分封され、その子孫が伊予の御村別氏(みむらわけうじ)として栄えたと記される。同じ伊予国式内社の大山祇神社(今治市大三島)、近隣の石鎚神社の石鎚毘古命(いしづちひこのみこと)と並び、伊予国の古代祭祀の中核を成す。
社伝では成務天皇朝(131-190 年と伝える)の創建。『延喜式神名帳』に「伊曽乃神社 名神大 月次新嘗」と記され、伊予国の最高位の神社として遇された。中世以降は西条藩松平家の崇敬を受け、明治四年(1871 年)に国幣中社に列格。本殿は明治三十年(1897 年)造営の神明造。境内の摂社・末社、御船山遺跡など考古遺構を含み、愛媛県の文化財として保存される。
10 月 15-16 日の例大祭「西条まつり」は四国三大祭りの一つで、約 80 台の屋台(だんじり・みこし)が境内に集まる豪壮な祭礼。加茂川の川入りで知られる神輿御渡が最大の見せ場で、西条市無形民俗文化財。
伊曽乃神社 公式・公的由緒資料
機関資料伊曽乃神社の由緒、所在地、参詣圏を確認するための公式・公的資料。
伊曽乃神社 地域資料・百科資料
二次資料伊曽乃神社の名称、所在地、歴史的背景を補助的に確認する二次資料。