
神社
伊太祁曽神社は、和歌山県和歌山市を入口にたどる聖地・社寺。木の神の信仰と紀伊の古社を、祭神と地域の層に分けて整理する。
伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)は、和歌山県和歌山市伊太祈曽に鎮座する神社。紀伊国一宮(論社)で、『延喜式神名帳』に「紀伊国名草郡 伊太祁曽神社 名神大」と記される名神大社。木の神を祀る紀伊の古社。
所在は和歌山県和歌山市伊太祈曽 558。紀ノ川南岸、和歌山市東部の和田川流域に鎮座する。社地は紀伊半島北西部の山林信仰圏に属し、紀伊国の木材産業の祭祀的起点を成す。
主祭神は五十猛命(いたけるのみこと)。配祀に妹神の大屋都比売命(おおやつひめのみこと)、都麻津比売命(つまつひめのみこと)を祀る。五十猛命は『日本書紀』神代上に素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子として登場し、父神とともに諸国に樹木の種を播いたとされる木の神で、紀伊国の木の文化の祖神として位置づけられる。同じ和歌山市内の大屋都姫神社、都麻津姫神社と紀伊三所神を構成する。
創建年代は不詳。『日本書紀』所伝の樹木神伝承を背景に古代より紀伊の中心社として崇敬された。『延喜式神名帳』に名神大社として登載され、平安期には紀伊国一宮として位置づけられた(後に日前神宮・國懸神宮の一宮主張と並立)。中世以降は社運の盛衰を経て、明治期に国幣中社に列せられた。
1 月の卯杖祭、4 月の例大祭が中心。10 月の木祭は林業関係者の信仰を集め、紀伊の木の文化を祀る祭祀として現代に継承される。
伊太祁曽神社 公式・公的由緒資料
機関資料伊太祁曽神社の由緒、所在地、参詣圏を確認するための公式・公的資料。
伊太祁曽神社 公式サイト
機関資料紀伊国一宮論社 伊太祁曽神社(和歌山県和歌山市伊太祈曽、五十猛命を祀る木の神)の御祭神・由緒・所在地・祭礼に関する公式情報。
https://itakiso-jinja.net/伊太祁曽神社 地域資料・百科資料
伊太祁曽神社の名称、所在地、歴史的背景を補助的に確認する二次資料。