賀茂別雷神社の写真

神社

賀茂別雷神社

公開検証済みかもわけいかづちじんじゃ

通称・上賀茂神社。賀茂別雷大神を祀る山城国一宮の一社。世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産。

概要

賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ、通称・上賀茂神社)は、京都府京都市北区上賀茂本山に鎮座する山城国一宮の一社。賀茂御祖神社(下鴨神社)と一対で「賀茂社」を構成する。世界遺産「古都京都の文化財」(1994 年登録)の構成資産。社格は旧官幣大社・勅祭社。

鎮座地

所在は京都市北区上賀茂本山 339。京都盆地北部、賀茂川の上流右岸に広がる神域に鎮座する。背後の神山(こうやま)を御神体山とし、社頭の「立砂(たてずな)」は神山を象って盛られた円錐形の砂山。下鴨神社・糺の森と賀茂川流域の祭祀景観を一体として継承する。

祀られる神格

主祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)。母神は賀茂玉依姫命(下鴨神社祭神)、外祖父は賀茂建角身命(下鴨神社祭神)。山城国風土記逸文に、賀茂建角身命の娘玉依姫が瀬見の小川を流れ下る丹塗矢に感応して別雷神を生んだという神婚説話が記される。下鴨神社の二祭神と共に賀茂氏の祖神系譜を成し、平安京の北方鎮護の要として崇敬された。

沿革

社伝では神武天皇御代の創祀。文献上は天武天皇 6 年(677 年)に社殿造営の記録が見える。延喜式神名帳に「山城国愛宕郡 賀茂別雷神社 名神大 月次相嘗新嘗」と登載。平安遷都後は王城鎮護として皇室の篤い崇敬を受け、嵯峨天皇朝以来、斎王を奉る制度(斎院)が定められた。本殿・権殿は国宝、楼門・廻廊等は国重要文化財。式年遷宮を 21 年ごとに執行する。

主要祭礼

5 月 15 日の賀茂祭(葵祭)が中心。下鴨神社と共催する勅祭で、平安装束の路頭の儀(京都御所から下鴨・上賀茂へ進む行列)と社頭の儀から成る。源氏物語に描かれる祭礼として知られ、京都三大祭の一。

読み解き

賀茂別雷神社は、上賀茂神社として知られ、賀茂別雷大神を祀る山城国一宮の一社である。賀茂氏の祭祀と結びつき、下鴨の賀茂御祖神社とともに京都北部の古い信仰圏を形づくる。『古事記』中巻に見える賀茂建角身命の系譜も、賀茂信仰を読む入口になる。葵祭を通じ、王城鎮護と氏族祭祀が重なった姿も見える。

関連神格は賀茂別雷大神、賀茂建角身命、玉依姫命。出典: 『古事記』中巻、賀茂別雷神社公式サイト、Wikipedia日本語版「賀茂別雷神社」。

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