神武天皇の分類ビジュアル

記紀神話

神武天皇

公開検証済みじんむてんのう天孫系譜

記紀に初代天皇として記される神話上の人物。日向から東征し、大和で即位する筋を持つ。

概要

神武天皇(じんむてんのう)は、『古事記』『日本書紀』に記される初代天皇。諱は神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)。天孫 邇邇芸命の曾孫にあたり、日向から大和へ東征して橿原宮で即位したと伝えられ、皇統の起点に位置づけられる。

出典上の登場場面

『古事記』中巻 冒頭の神武東征段では、兄 五瀬命とともに日向の高千穂を発ち、宇佐・筑紫・吉備を経て河内に上陸するが、孔舎衛坂で長髄彦に阻まれ五瀬命を失う。熊野では高倉下を通じて建御雷神の佐士布都神(さじふつのかみ)の剣を授かり、八咫烏の先導で大和に至る。『日本書紀』神武紀には「辛酉年春正月庚辰朔、天皇橿原宮に即位す」と記され、即位元年が紀元前 660 年に比定される。

系譜

父は鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)、母は玉依毘売命。曾祖父にあたるのが天孫 邇邇芸命、祖父が火遠理命(山幸彦)。皇后は事代主神の娘 媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)で、綏靖天皇の父となる。兄に五瀬命・稲氷命・御毛沼命があり、東征の途次で別れた経緯が記される。

信仰・祭祀

橿原神宮(奈良県橿原市、明治 23 年・1890 年創建)を主たる鎮座社とし、初代天皇即位地の比定地として畝傍山東南麓に鎮座する。宮崎神宮(宮崎県宮崎市)は東征出発の地に立つ社で、神武天皇を主祭神とする。陵墓は畝傍山東北陵で、宮内庁が管理する。

系譜

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