
神社
紀州東照宮は、和歌山県和歌山市を入口にたどる聖地・社寺。和歌浦の景観と東照宮信仰を、近世の社寺景観。
紀州東照宮(きしゅうとうしょうぐう)は、和歌山県和歌山市和歌浦西に鎮座する神社。徳川家康(東照大権現)と紀州藩祖・徳川頼宣(とくがわよりのぶ)を祀る東照宮で、和歌の浦の景勝地に鎮まる近世東照宮信仰の代表例。社格は旧県社。
所在は和歌山県和歌山市和歌浦西二丁目 1-20。万葉集の歌枕で知られる和歌の浦の北岸、権現山の中腹に鎮座する。一の鳥居から本殿まで「侍坂(さむらいざか)」と呼ばれる 108 段の急峻な石段が続き、和歌浦湾と片男波(かたおなみ)を見下ろす絶景の地に建つ。隣接の玉津島神社(和歌の浦の鎮守、衣通姫を祀る)と並び和歌浦の二大社を成す。
主祭神は東照大権現(とうしょうだいごんげん、徳川家康の神号)と南龍大神(なんりゅうおおかみ、紀州藩祖・徳川頼宣)。徳川家康は元和二年(1616 年)に薨去後、東照大権現の神号で日光東照宮を中心に全国に祀られた。同じ徳川顕彰社としては日光東照宮(栃木県)、久能山東照宮(静岡県)、上野東照宮(東京都)が知られ、これらと並び近世東照宮信仰の中核を成す。
元和七年(1621 年)、紀州藩祖徳川頼宣が父・家康の遺命により創建。社殿造営には京都の宮大工・甲良宗広(こうらむねひろ)が招かれ、権現造の本殿・拝殿・楼門・唐門等の華麗な極彩色社殿群が完成した。元和七年造営の本殿・石の間・拝殿・唐門・楼門・東西瑞垣はいずれも国指定重要文化財。境内には狩野探幽筆と伝わる障壁画、左甚五郎作と伝わる彫刻群が残り、近世初期の社殿建築の傑作として知られる。国指定文化財データベースには重文として社殿群を登録。
5 月 16-17 日の例大祭「和歌祭」は紀州藩公祭として始まり、神輿が侍坂を一気に下り和歌浦を渡御する豪壮な祭礼。和歌山県無形民俗文化財に指定される。
紀州東照宮 公式・公的由緒資料
機関資料紀州東照宮の由緒、所在地、参詣圏を確認するための公式・公的資料。
紀州東照宮 地域資料・百科資料
二次資料紀州東照宮の名称、所在地、歴史的背景を補助的に確認する二次資料。