熊野本宮社の写真

神社

熊野本宮社

公開検証済みくまのもとみやしゃ

熊野本宮社は宮城県にある神社。所在地と由緒を手がかりに、厄除け・道開きの信仰文脈から地図でたどれる。

概要

熊野本宮社(くまのほんぐうしゃ)は、宮城県内に鎮座する神社。陸奥国に展開する熊野系勧請社の一つで、紀州熊野本宮大社から勧請された家都美御子大神を主神とする地域熊野社。

鎮座地

所在は宮城県内の熊野地区に伝えられる。仙台平野・奥羽山脈東縁の山地・沿岸部などに展開する熊野系神社群の一つで、社地は山岳信仰圏や沿岸の修験道経路に近接する立地が多い。中世以降、紀州熊野三山の修験者が陸奥に展開した経路上に分布する典型的な勧請熊野社の景観を示す。

祀られる神格

主祭神は家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)。家都美御子大神は紀州熊野本宮大社の祭神で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)と習合した熊野三所権現の中軸神格。配祀に速玉之男大神(熊野速玉大社祭神)・夫須美大神(熊野那智大社祭神)を祀る場合があり、紀州熊野三山を全国熊野信仰の本社とする勧請系譜に連なる。

沿革

創建年代は不詳。中世以降、紀州熊野三山から陸奥に展開した熊野修験の経路上に勧請された地域熊野社と伝えられる。陸奥には平泉藤原氏の崇敬による熊野勧請の伝承や、中世武家の熊野詣に伴う勧請の系譜が併存し、本社もその系譜に位置づけられる。近世は仙台藩領内の地域社として継承され、明治以降は無格社・村社の格を経て、現在は地域氏子によって維持される。

主要祭礼

10 月の例祭が中心で、熊野山伏修験の遺風を残す神事と地域氏子の祭礼が継承される。

出典

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