
神社
多家神社(たけじんじゃ)は、広島県安芸郡府中町にある神社。式内社(名神大社)後継社、安芸国総社後継社。旧社格は県社。 別名として「埃宮(えのみや)」とも。社名の「多家」を現在は「たけ」と訓ませているが、本来は「おおいえ」と訓んでいたとも考え
多家神社(たけじんじゃ)は、広島県安芸郡府中町宮の町に鎮座する神社。別名「埃宮(えのみや)」。安芸国の式内名神大社・安芸国総社後継社とされ、社格は旧県社。
所在は広島県安芸郡府中町宮の町 3-1-13。広島市東部に隣接する府中町中心部、瀬戸内海沿岸の平地に鎮座する。社地は古代安芸国の中心地に位置し、近隣には府中遺跡など古代国府関連遺跡が分布する祭祀地理に属する。
主祭神は神武天皇(じんむてんのう)、神八井耳命(かんやいみみのみこと)、安芸津彦命(あきつひこのみこと)。神武天皇東征の途上、安芸国埃宮(えのみや)に滞在したという『日本書紀』神武紀の伝承に依拠し、東征関連の祖神を祀る。神武天皇を祀る奈良県橿原神宮、和歌山県熊野速玉大社などの神武東征関連社群と祭祀構造を共有する。
創建年代は不詳だが、『日本書紀』神武紀の埃宮伝承と『延喜式神名帳』所載の「安芸国安芸郡 多家神社」の比定地として古代より重要視された。中世には所在が不明となった時期があり、現社地への鎮座は明治六年(1873 年)の松崎八幡宮と総社の合祀に伴う再興による。明治期に県社に列せられた。
10 月の例大祭が中心。神武東征伝承に因む御供米奉納など、東征神話に基づく祭祀構造を継承する。