
神社
神倉神社(かみくらじんじゃ、かんのくらじんじゃ)は和歌山県新宮市の神社。熊野三山の一山である熊野速玉大社の摂社。境内地は国の史跡「熊野三山」の一部、および世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である。
神倉神社(かみくらじんじゃ/かんのくらじんじゃ)は、和歌山県新宮市神倉に鎮座する神社。熊野三山の一山「熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)」の摂社で、境内地は国史跡「熊野三山」および世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産。
所在は和歌山県新宮市神倉 1-13-8。紀伊半島南東部、新宮市中心部の南西に屹立する神倉山(標高 80 m 余り)の山上に鎮座する。社殿は巨岩「ゴトビキ岩」を背に営まれ、538 段の急峻な石段の参道が古代の磐座(いわくら)祭祀景観を伝える。
主祭神は高倉下命(たかくらじのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)。高倉下命は『古事記』中巻 神武東征段に登場し、熊野で疲弊した神武天皇の軍に霊剣「布都御魂(ふつのみたま)」を献上した熊野の地主神。熊野速玉大社の主祭神熊野速玉大神・熊野夫須美大神とは別系統の古層の祭祀対象で、神倉山自体を神籬とする磐座信仰の典型。
創建年代は不詳。『日本書紀』『古事記』に神武東征の舞台「熊野神邑」「天磐盾(あめのいわたて)」として登場する地と比定され、古代以来の磐座祭祀地として継承された。熊野速玉大社の元宮とも伝えられ、平安期以降は熊野三山信仰の重要な祭祀拠点となった。2004 年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として世界遺産に登録された。
2 月 6 日の御燈祭(おとうまつり、国指定重要無形民俗文化財)が中心。白装束の上り子が松明を掲げて石段を駆け降りる勇壮な火祭で、熊野の代表的祭礼の一つ。
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