
神社
須我神社(すがじんじゃ)は、島根県雲南市大東町須賀にある神社である。旧社格は県社。須佐之男命が八岐大蛇退治の後に建てた宮殿が神社になったものと伝え、「日本初之宮(にほんはつのみや)」と自称している。出雲國神仏霊場第十六番。延喜式に記載されて
須我神社(すがじんじゃ)は、島根県雲南市大東町須賀に鎮座する神社。素戔嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)退治の後に櫛稲田姫(くしいなだひめ)と新居を構えた地と伝えられ、「日本初之宮(にほんはつのみや)」を自称する。式内社(『出雲国風土記』所載社)、旧社格は県社。出雲國神仏霊場第十六番。
所在は島根県雲南市大東町須賀 260。出雲国意宇郡(おうぐん)南東部の山間部、斐伊川支流の赤川流域に鎮座する。社地背後の八雲山中腹には磐座とされる夫婦岩があり、奥宮として「須我神社奥宮」が祀られる。出雲大社(島根県出雲市)、八重垣神社(島根県松江市)と並ぶ素戔嗚尊・櫛稲田姫祭祀の出雲系社地の一つ。
主祭神は須佐之男命(素戔嗚尊)、奇稲田比売命(櫛稲田姫)、両神の御子神として清之湯山主三名狭漏彦八嶋野命(すがのゆやまぬしみなさろひこやしまののみこと)。『古事記』上巻 八岐大蛇退治段では、素戔嗚尊が大蛇を斬って櫛名田比売を娶り、出雲の須賀の地に至って「吾此処に来て、我が御心、すがすがし」と詠じ、宮を造ったと記される。これが須我宮の起源伝承である。同じ素戔嗚尊・櫛稲田姫の故事を担う八重垣神社と一対をなす。
創建は『古事記』『日本書紀』が伝える神代の故事に由来し、文献では『出雲国風土記』(天平五年・733 年撰進)大原郡条に「須我社」の名で記される。中世以降「日本初之宮」として崇敬され、八雲山中腹の磐座を奥宮として祀る古来の磐座信仰の景観を継承する。明治期に県社に列せられ、現在は出雲國神仏霊場の札所として参拝者を集める。