
神社
八重垣神社(やえがきじんじゃ)は、島根県松江市にある神社である。旧称佐久佐神社(さくさじんじゃ)。式内社(論社)で、旧社格は県社。意宇六社の一社。出雲國神仏霊場第十四番。素盞嗚尊と櫛稲田姫の故事から縁結びの神社として信仰を集める。
八重垣神社(やえがきじんじゃ)は、島根県松江市佐草町に鎮座する神社。式内社(論社)、旧社格は県社。意宇六社(おうろくしゃ)の一社で、出雲國神仏霊場第十四番。素戔嗚尊(すさのおのみこと)と櫛稲田姫(くしいなだひめ)の故事に由来する。
所在は島根県松江市佐草町 227。出雲国意宇郡(おうぐん)、松江市南郊の佐草の地に鎮座する。社地背後には鏡の池を擁する「奥の院(佐久佐女の森)」があり、櫛稲田姫が八岐大蛇から身を隠した地と伝えられる。同じく出雲系国津神祭祀圏の須我神社(島根県雲南市)、神魂神社(島根県松江市)、出雲大社(島根県出雲市)と共に出雲国造祭祀の景観を構成する。
主祭神は素戔嗚尊と稲田姫命(櫛稲田姫)。配祀に大己貴命(おおなむちのみこと、大国主神)、青幡佐久佐日古命(あおはたさくさひこのみこと)。『古事記』上巻 八岐大蛇退治段で素戔嗚尊は出雲の須賀に至って櫛名田比売(櫛稲田姫)と契りを結び、「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」と詠じたとされ、これが当社の「八重垣」の社名由来と伝えられる。同じ説話を担う須我神社と一対をなす。
旧称は佐久佐神社(さくさじんじゃ)。文献初出は『出雲国風土記』(天平五年・733 年)意宇郡条の「佐久佐社」で、平安期『延喜式神名帳』出雲国意宇郡条にも記載される論社。中世以降、素戔嗚尊・櫛稲田姫の故事から夫婦和合・縁結びの信仰が広がり、近世から鏡の池での「占い紙」による祈願が現在まで継承される。明治期に県社に列せられた。