
神社
秋葉山本宮秋葉神社は、静岡県浜松市の秋葉山山頂付近に鎮座する、火防信仰と秋葉神社系統の本宮。
秋葉山本宮秋葉神社(あきはさんほんぐうあきはじんじゃ)は、静岡県浜松市天竜区春野町領家の赤石山脈南端、標高 866 m の秋葉山山頂付近に鎮座する神社。神社本庁傘下だけで全国約 400 社を数える秋葉神社・秋葉信仰の総本宮。火防(ひぶせ)の神として知られる。
所在は静岡県浜松市天竜区春野町領家 841。遠江国(とおとうみのくに)山間部、天竜川支流気田川(けたがわ)流域の秋葉山山頂付近に上社、山麓に下社を構える二宮体制。秋葉山は古来の山岳信仰の対象で、近世には「秋葉講」による登拝者を集める修験道の霊場でもあった。富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)と共に駿遠地方の山岳祭祀の中心社地を形成する。
主祭神は火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)。『古事記』上巻 神生み段では、伊邪那美命(いざなみのみこと)が火神迦具土を産んだ際に陰部を焼かれて死に至り、怒った伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が剣で迦具土を斬ったと記される。火の神格としての性格から、火災鎮護・防火の神として中世以降の城下町・町場で信仰が広がった。同じく火神を祀る愛宕神社(京都府京都市右京区)と一対をなす全国二大火防神社。
社伝では和銅二年(709 年)の創建と伝えられる。中世以降、秋葉山は修験道と結びついた秋葉大権現の霊場として知られ、近世には江戸の火事頻発を背景に「秋葉講」を組織した参拝が全国に広がった。明治の神仏分離により秋葉大権現の仏教的要素が分離され、火之迦具土大神を祀る神社として再編された。明治期に県社、現在は別表神社。
12 月 15 日・16 日の秋葉の火まつりが中心。弓・剣・火の三舞からなる火防祈願の神事で、近世の秋葉講以来の継承祭礼として現在まで続けられている。