神社
籠神社(このじんじゃ)は、京都府宮津市大垣にある神社。式内社(名神大社)、丹後国一宮。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。 元伊勢の一社で「元伊勢籠神社」とも称し、また「元伊勢根本宮」「内宮元宮」「籠守大権現」「籠宮大明神」とも称
籠神社(このじんじゃ)は、京都府宮津市大垣に鎮座する神社。式内社(名神大社)、丹後国一宮。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。元伊勢の一社で「元伊勢籠神社」「元伊勢根本宮」「内宮元宮」「籠守大権現」「籠宮大明神」などとも称される。
所在は京都府宮津市大垣 430。丹後国与謝郡(よさぐん)、日本三景の天橋立(あまのはしだて)の北側根元に鎮座する。社地は阿蘇海と宮津湾を仕切る天橋立を一望する古代の祭祀景観の中核に立つ。奥宮の真名井神社(まないじんじゃ、同宮津市)は籠神社の北方約 400 m に鎮座し、磐座と豊受大神祭祀を継承する。
主祭神は彦火明命(ひこほあかりのみこと、天火明命)。配祀に豊受大神(とようけのおおかみ)、天照大神、海神(わたつみのかみ)、天水分神(あめのみくまりのかみ)。彦火明命は『古事記』上巻に天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)の御子神、邇邇芸命(ににぎのみこと)の兄神として登場し、海部氏(あまべうじ)の祖神とされる。社家海部氏は『海部氏系図』(国宝)を伝え、彦火明命を始祖として八十二代にわたる系譜を残す。豊受大神は伊勢神宮外宮(豊受大神宮、三重県伊勢市)に遷座したと伝えられ、当社が外宮の元宮と称される根拠となる。
社伝では崇神天皇の御代、豊受大神を天橋立北端の地に祀ったのを創祀とし、雄略天皇二十二年(紀年は伝承)に豊受大神が伊勢へ遷座したと伝える。『延喜式神名帳』丹後国与謝郡条に「籠神社 名神大」として記載される。中世以降は丹後国一宮として崇敬を集め、社家海部氏が祭祀を世襲してきた。明治期に国幣中社、現在は別表神社。
4 月 24 日の例祭・葵祭、10 月の宮津祭との合同神幸が中心。葵祭は葵を社頭に飾る古式祭儀で、京都の上賀茂・下鴨両社の葵祭と祭祀名称を共有する点に、賀茂氏・海部氏の古代祭祀圏の交差が認められる。
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