
記紀神話
天照大御神の子として天孫降臨へつながる系譜に置かれる神。邇邇芸命の父として語られる。
天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)は、『古事記』『日本書紀』に記される天津神。天照大御神と建速須佐之男命の誓約(うけひ)によって生まれた五男神の長子で、邇邇芸命の父。当初は天孫降臨の主役に予定された神格。正式名は正勝吾勝勝速日天忍穂耳命(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)。
『古事記』上巻 誓約段では、建速須佐之男命が天照大御神の八尺勾玉を噛み砕いて吹き出した霧から成った神として、最初に名が挙げられる。天孫降臨段では「葦原中国は、いたく騒ぎてありなり」と告げて降ることを辞退し、御子 邇邇芸命に役割を譲る場面が記される。『日本書紀』神代下 第九段本書にも対応する記事があり、降臨の主役交替の経緯が明示される。
父は建速須佐之男命(誓約による生成神格としての父)、または天照大御神(誓約による)と伝えられる。配偶神は高皇産霊神(高木神)の娘 栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)で、御子神は邇邇芸命と天火明命(あめのほあかりのみこと)。邇邇芸命を通じて皇統の起点に立ち、天火明命を通じて尾張連等の祖となる。
英彦山神宮(福岡県田川郡添田町、豊前坊の修験霊場)を主たる鎮座社とし、九州を代表する山岳信仰の聖地として古代から崇敬される。西寒多神社(大分県大分市、豊後国一宮論社)、太郎坊宮(滋賀県東近江市、阿賀神社)などにも祀られる。皇祖神系譜の重要結節点として、修験道とも結びついた信仰が展開した。
古事記 上巻 天孫降臨段(天忍穂耳命)
一次文献太安万侶(撰)
古事記上巻の天孫降臨段に天忍穂耳命の系譜が記される。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001518/files/51731_50813.html天忍穂耳尊 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
天忍穂耳命の系譜と神話に関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%BF%8D%E7%A9%82%E8%80%B3%E5%B0%8A