洲崎神社の写真

神社

洲崎神社

公開検証済みすのさきじんじゃ

洲崎神社は千葉県にある神社。所在地と由緒を手がかりに、千葉県の信仰文脈からたどれる。

概要

洲崎神社(すのさきじんじゃ)は、千葉県館山市洲崎に鎮座する神社。安房国二宮として安房神社と並ぶ古社で、『延喜式神名帳』安房国安房郡には所載がないが、平安後期の文献『義経記』『東鏡』に登場する房総南端の海岸祭祀社。社格は旧県社。

鎮座地

所在は千葉県館山市洲崎 1697。房総半島最南西端、東京湾入り口の洲崎の岬に立つ御手洗山(標高 110m)の中腹に鎮座する。境内からは三浦半島・伊豆大島を望み、社頭の浜辺は古代の海上祭祀域。社地全体が「洲崎」の地名の通り、洲(す、砂洲)の突端に開かれた航海守護の聖所。

祀られる神格

主祭神は天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと、天比理刀咩命とも)。『古語拾遺』に天太玉命(あめのふとだまのみこと、安房神社主祭神)の后神として記される神格で、忌部氏の祖神の妃神。配祀に天富命(あめのとみのみこと)・天太玉命を祀り、対岸の安房神社と祭神の夫婦・氏族関係を結ぶ忌部系祭祀の一翼を担う。

沿革

社伝では神武天皇東征に先立ち、天富命が忌部一族を率いて安房に到来した際の創祀と伝える。源頼朝が治承四年(1180 年)の石橋山合戦敗走後、安房に逃れて当社に参拝し再起を祈ったと『東鏡』に記される。中世以降、武家・海運業者の崇敬を集め、江戸期は徳川幕府より朱印地を与えられた。明治十八年(1885 年)に県社に列せられた。

主要祭礼

8 月 20-22 日の例大祭、2 月 11 日の祈年祭が継承される。例大祭は神輿の浜降り神事を伴う海岸祭祀の古式を伝える。

出典

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