
神社
上色見熊野座神社は熊本県にある神社。所在地と由緒を手がかりに、厄除け・道開きの信仰文脈から地図でたどれる。
上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)は、熊本県阿蘇郡高森町上色見に鎮座する神社と伝えられる古社。阿蘇外輪山の南東麓、深い杉木立の参道で知られる。本社は紀伊国熊野三山を勧請した熊野系の地方分社と伝える。
所在は熊本県阿蘇郡高森町上色見 2619。阿蘇カルデラ南東縁、外輪山の山麓に鎮座する。社頭から約 100 段の苔むした石段が深い杉木立の参道を上り、奥に拝殿、その奥に「穿戸岩(うげといわ)」と呼ばれる縦 10m 横 8m の大穴を穿った巨岩が御神体として鎮まる。穿戸岩は健磐龍命(たけいわたつのみこと)が蹴破った穴と伝えられ、阿蘇神話圏の祭祀景観を継承する。
主祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)。本社の熊野本宮大社(和歌山県田辺市)・熊野速玉大社(新宮市)・熊野那智大社(那智勝浦町)を本社とする熊野信仰の祭祀構成を継承する地方分社と伝える。御神体の穿戸岩は阿蘇開拓神・健磐龍命(阿蘇神社祭神)が鬼八(きはち)法師を追って蹴破ったと伝え、阿蘇神話圏との結節点を成す。関連の阿蘇神社(一宮)・国造神社と共に阿蘇祭祀圏を構成する。
創建年代は不詳。社伝では中世以前と伝えるが、確実な文献初出は近世の肥後地誌で、阿蘇南郷の小社として記される。中世は熊野信仰の南九州拡張に伴い熊野系の名を冠したと推定される。穿戸岩は古代の磐座祭祀の遺存と考えられ、社殿成立以前の阿蘇山岳信仰の古層を伝えるとされる。近年は参道の景観が広く知られ、阿蘇くじゅう国立公園の観光地としても参拝者を集める。
独立した大祭の文献記録は乏しいが、地域氏子により例祭が継承されていると伝えられる。阿蘇火振り神事(阿蘇神社、3 月)など阿蘇祭祀圏の関連祭礼と一体の祭祀継承の中に位置づけられる。
上色見熊野座神社 由緒・所在地資料
機関資料各社寺・公的機関
上色見熊野座神社の名称・所在地・由緒を確認するための社寺・公的機関の公開資料。
上色見熊野座神社 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
上色見熊野座神社の名称・所在地・座標を確認するため、Wikidata item Q99887523 と日本語版 Wikipedia を参照。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E8%89%B2%E8%A6%8B%E7%86%8A%E9%87%8E%E5%BA%A7%E7%A5%9E%E7%A4%BE