宇治橋の写真

史跡

宇治橋

公開検証済みうじばし

京都府宇治市の宇治川に架かる橋。橋姫伝承と結びつく古典的な舞台。

概要

宇治橋(うじばし)は、京都府宇治市の宇治川に架かる橋。大化二年(646 年)の架橋と伝える日本最古級の橋の一つで、橋姫(はしひめ)信仰の発祥地として知られる聖所。『源氏物語』宇治十帖の舞台でもある。

鎮座地

所在は京都府宇治市宇治蓮華・宇治東内。宇治川の中流部、平等院鳳凰堂の北東約 200m、宇治神社・宇治上神社の参道延長上に位置する。橋の西詰には橋姫を祀る橋姫神社が鎮座し、橋の中ほどには「三の間(さんのま)」と呼ばれる張り出しがあり、豊臣秀吉の名水汲み伝説で知られる。

祀られる神格

橋の守護神は橋姫大神(はしひめのおおかみ)。『古今和歌集』雑歌に「さむしろに衣かたしき今宵もや我を待つらむ宇治の橋姫」と詠まれる橋姫神は、宇治川と橋を守護する女神で、橋姫神社(橋西詰)に祀られる。橋姫神社境内末社の住吉神社には海上交通の神である表筒男命(うわつつのおのみこと)・中筒男命・底筒男命の住吉三神(『古事記』上巻 禊祓段に伊邪那岐神が筑紫日向の阿波岐原で禊いだ際に成った神々)が併祀される。

沿革

『宇治橋断碑』(重要文化財、宇治市橋寺放生院蔵)に、大化二年(646 年)に道登(どうとう)が架橋したと刻まれる。以後、戦乱と洪水で度重なる流失・再架を経た。豊臣秀吉が天正十七年(1589 年)頃に大改修し、現在の橋筋を整えた。直近の架け替えは平成八年(1996 年)。橋姫神社は現在地に移る前は橋の中ほどに祀られ、『源氏物語』第四十五帖「橋姫」の発想源となった。

主要祭礼

10 月の橋姫神社例祭、毎年 10 月第一日曜の宇治茶まつりの「名水汲み上げの儀」(三の間で行う)が宇治橋ゆかりの主要祭事として継承される。

出典

出典

次に読む

あなたの縁

あなたの縁をたどる

読了した由緒を起点に、あなた自身の繋がりをひらきます。

縁をたどる