若宮稲荷神社の写真

神社

若宮稲荷神社

公開検証済みわかみやいなりじんじゃ

若宮稲荷神社は長崎県にある神社。所在地と由緒を手がかりに、商売繁盛・財福の信仰文脈から地図でたどれる。

概要

若宮稲荷神社(わかみやいなりじんじゃ)は、長崎県長崎市伊良林に鎮座する神社。倉稲魂命(稲荷神)を主祭神とする稲荷信仰の地方分社で、長崎市内の代表的稲荷社の一。幕末・維新期の志士たちが参詣したことで知られる。

鎮座地

所在は長崎県長崎市伊良林 2-10-2。長崎港を見下ろす風頭山の中腹に鎮座する。中島川の上流域、亀山社中跡(坂本龍馬らの活動拠点、国指定史跡)の近隣に位置し、幕末期の長崎の歴史的景観の一角を成す。社頭から長崎港・出島方面を望む立地で、長崎の港町祭祀の中軸地の一に位置する。

祀られる神格

主祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと、稲荷神)。本社の伏見稲荷大社(京都市伏見区、和銅 4 年(711 年)秦氏勧請)を本社とする全国稲荷信仰の祭祀構成を継承する地方分社。倉稲魂命は『古事記』上巻 神生み段に須佐之男命と神大市比売の子として記される稲・食物神で、神仏習合下では本地仏に荼枳尼天(だきにてん)を配し、商売繁盛・五穀豊穣の神格として広く崇敬された。配祀の伝として大宮能売神、佐田彦神(伏見稲荷三神)を共に祀る。関連の諏訪神社(長崎市、長崎総鎮守)と共に、長崎の祭祀圏を構成する。

沿革

社伝では延宝元年(1673 年)の創建と伝える。江戸期は長崎奉行所と長崎商人衆の崇敬を受け、出島・唐人屋敷を擁する国際貿易港長崎の祭祀拠点として展開した。幕末期、亀山社中(坂本龍馬らの結社)の隊士が参詣したと伝え、明治維新期の長崎の歴史と結びついた。明治期に村社に列せられた。境内には坂本龍馬像があり、龍馬が日本初の海援隊組織を結成した長崎の象徴的祭祀地として知られる。

主要祭礼

10 月の例祭、初午祭(2 月、稲荷神の例祭)が中心。長崎くんち(諏訪神社の祭礼、10 月、国重要無形民俗文化財)と並ぶ長崎の地域祭祀継承の場となっている。

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