
神道
稲荷大神は神道に位置づける神格。商売繁盛・財福の祈願領域から、関係する神社や聖地へたどる入口になる。
稲荷大神(いなりおおかみ)は、稲荷信仰の中心神格。宇迦之御魂大神を主神とし、佐田彦大神(猿田彦神)、大宮能売大神、田中大神、四大神を合わせた五柱の総称として伏見稲荷大社で祀られる。稲・農耕・商売繁盛の神として全国約 3 万社の稲荷神社の本宗に位置づけられる。
『山城国風土記』逸文に、和銅四年(711 年)に秦伊侶具(はたのいろぐ)が餅を的に矢を射たところ、餅が白鳥となって飛び去り、降りた山の峰に稲が生えたため、その地を「伊奈利(いなり)」と呼んで社を建てたとの伝承が記される。これが伏見稲荷大社の創祀譚として伝えられる。『日本三代実録』には貞観元年(859 年)に従五位下を授けられた記事があり、平安初期には官社化されていたことが分かる。
中心神格 宇迦之御魂大神は建速須佐之男命と神大市比売命の御子で、穀霊神の系統に立つ。配祀の佐田彦大神は猿田彦神と同神視される道の神。大宮能売大神は天宇受売命と同神視される説もあり、芸能・接待の神格。これら複数の神格が稲作・通行・市場の守護神として束ねられる構造を持つ。
伏見稲荷大社(京都市伏見区)を全国の稲荷神社の総本宮とし、稲荷山の三ヶ峰を神体とする。中世以降は仏教の荼枳尼天と習合して稲荷信仰が広がり、近世には商家の屋敷神として全国に勧請された。豊川稲荷(愛知県豊川市、妙厳寺)、最上稲荷(岡山県岡山市)など、神仏習合の系統も含めて多様な祭祀形態が展開する。
稲荷大神 関連社寺由緒資料
機関資料各社寺・公的機関
稲荷大神の祭祀・信仰上の性格を確認するための由緒資料。
稲荷大神 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
稲荷大神の概要に関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%B2%E8%8D%B7%E5%A4%A7%E7%A5%9E名称や説話、図像、儀礼に重なる具体モチーフです。