
宝物
平等院梵鐘は、平等院に伝わる梵鐘で、鳳凰堂とともに浄土庭園の音の記憶を伝える国宝。
平等院梵鐘(びょうどういんぼんしょう)は、平等院(京都府宇治市宇治蓮華)に伝来する平安時代の梵鐘で、総高約199cm、口径約123cm。鐘身全面に天人・唐草・獅子などの繊細な浮彫を施し、「姿の平等院」「銘の神護寺」「音の三井寺」と並び称される名鐘の一つに数えられる。
平等院は永承七年(1052年)、関白藤原頼通(ふじわらのよりみち)が父道長の宇治殿を寺院に改めたのに始まり、翌天喜元年(1053年)に阿弥陀堂(鳳凰堂)が建立された。梵鐘はこの創建期に鋳造されたと推定され、鐘身に表された迦陵頻伽(かりょうびんが)・天人・宝相華(ほうそうげ)唐草の文様は、藤原期工芸の到達点を示す。鋳銅の地金には朝鮮鐘の影響を脱した和様化が認められる。
創建以来平等院に伝来し、長く鐘楼に懸かったが、保存のため現在は境内のミュージアム鳳翔館に収蔵・展示される。鐘楼には複製鐘が懸かる。
昭和27年(1952年)に国宝(工芸品)に指定された(文化庁 国指定文化財等データベース 梵鐘 平等院)。
国指定文化財等データベース 梵鐘(平等院)
機関資料文化庁
国指定文化財等データベース 梵鐘(平等院)に基づく平等院梵鐘の主要典拠。
https://kunishitei.bunka.go.jp/平等院 公式資料
二次資料平等院 公式資料を参照した平等院梵鐘の補助確認。
https://www.byodoin.or.jp/