
護符
伏見稲荷大社守札は、伏見稲荷大社の守札として、稲荷信仰における護符の現代的な受け渡しを整理する。
伏見稲荷お守り(ふしみいなりおまもり)は、伏見稲荷大社(京都市伏見区深草薮之内町)で頒布される錦袋に納めたお守りで、商売繁盛・五穀豊穣・諸願成就を祈念して身につけられる。狐や鳥居をかたどった授与品も多く、稲荷信仰の象徴として親しまれる。
伏見稲荷大社は和銅四年(711年)、秦氏(はたうじ)の祖伊呂具秦公(いろぐのはたのきみ)が稲荷山三ヶ峰に宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を祀ったのを起源とすると『山城国風土記』逸文に伝えられる。主祭神は宇迦之御魂大神を中心に佐田彦大神(さだひこのおおかみ)・大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)・田中大神(たなかのおおかみ)・四大神(しのおおかみ)の五柱。稲荷信仰は中世に商業神として発展し、近世には屋敷神・商家神として全国に広まった。お守りはこの信仰の物質的媒体として頒布が定着した。
伏見稲荷大社本殿前の授与所、および稲荷山山頂に至る参道の摂末社の授与所で頒布される。商売繁盛を願う商家・企業の奉斎のほか、個人で身につけるお守りとして広く受けられる。
指定なし。民俗信仰の場で受け継がれる頒布守札である。伏見稲荷大社の本殿は重要文化財(建造物)に指定されている。
伏見稲荷大社 授与品資料
機関資料伏見稲荷大社
伏見稲荷大社 授与品資料に基づく伏見稲荷大社守札の主要典拠。
https://inari.jp/神社本庁 神社祭祀資料
二次資料神社本庁 神社祭祀資料を参照した伏見稲荷大社守札の補助確認。
https://www.jinjahoncho.or.jp/