
護符
祇園祭粽は、祇園祭で授与される厄除けの粽として、八坂神社の祭礼と都市の信仰を結ぶ。
祇園粽(ぎおんちまき)は、祇園祭の山鉾(やまほこ)で授与される笹で編んだ粽形の厄除護符で、食用ではなく玄関先に吊して一年の災厄を祓うものとして用いられる。各山鉾の御利益に応じた縁起札が結びつけられる。
祇園祭は貞観十一年(869年)の疫病流行に際し、神泉苑に六十六本の鉾を立てて疫神を鎮める御霊会(ごりょうえ)を行ったことに始まると伝えられる。八坂神社(京都市東山区祇園町、祭神は素戔嗚尊・櫛稲田姫命・八柱御子神)の祭礼として近世に大成し、山鉾巡行が定着した。粽は素戔嗚尊が旅の途上で蘇民将来(そみんしょうらい)の家にもてなしを受け「我が子孫と云ひて茅の輪を腰に着けたる人は免れなん」と告げたという『備後国風土記』逸文の故事に由来し、茅輪を簡略化した形と説かれる。
毎年七月の祇園祭期間中、八坂神社および各山鉾町の会所で授与される。一年間玄関先に吊し、翌年新たな粽と改める。
指定なし。民俗信仰の場で受け継がれる頒布護符である。祇園祭山鉾行事自体は重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。
八坂神社 祇園祭資料
機関資料八坂神社
八坂神社 祇園祭資料に基づく祇園祭粽の主要典拠。
https://www.yasaka-jinja.or.jp/京都市 祇園祭解説
二次資料京都市 祇園祭解説を参照した祇園祭粽の補助確認。
https://www.city.kyoto.lg.jp/