
宝物
阿修羅像は、興福寺に伝わる八部衆像の一体で、天平彫刻と南都仏教の記憶を伝える国宝。
阿修羅像(あしゅらぞう)は、興福寺(奈良市登大路町)国宝館に安置される天平六年(734年)造立の脱活乾漆造(だっかつかんしつぞう)の立像で、像高約153.4cm。三面六臂の少年像で、合掌する正面相の憂いを帯びた表情は天平彫刻の白眉として知られる。
興福寺は天智天皇八年(669年)、藤原鎌足(ふじわらのかまたり)夫人の鏡王女が山階に建立した山階寺を起源とし、平城遷都に伴い和銅三年(710年)に現在地へ移された藤原氏の氏寺である。阿修羅像は光明皇后(こうみょうこうごう)が母橘三千代の一周忌のため天平六年に発願した西金堂八部衆像(はちぶしゅうぞう)の一体で、釈迦如来を中心とする八部の眷属(けんぞく)として安置された。
昭和34年(1959年)に旧西金堂跡から現在の国宝館へ移され、八部衆・十大弟子の諸像とともに常設展示される。
明治三十年代の旧国宝指定を経て、戦後の昭和27年(1952年)に国宝(彫刻)に指定された(文化庁 国指定文化財等データベース 乾漆八部衆立像 興福寺)。
国指定文化財等データベース 乾漆八部衆立像
機関資料文化庁
国指定文化財等データベース 乾漆八部衆立像に基づく阿修羅像の主要典拠。
https://kunishitei.bunka.go.jp/興福寺 国宝館資料
二次資料興福寺 国宝館資料を参照した阿修羅像の補助確認。
https://www.kohfukuji.com/