
宝物
正倉院宝物は、東大寺に由来する宝物群で、奈良時代の宮廷文化と仏教儀礼の物質資料として伝わる。
正倉院宝物(しょうそういんほうもつ)は、東大寺(奈良市雑司町)に伝わる奈良時代の宝物群で、約九千件に及ぶ染織・楽器・武具・調度・文書を含む。校倉造(あぜくらづくり)の正倉院正倉に収められ、八世紀の唐・新羅・西アジアとの交流を示す国際色豊かな品が多い。
天平勝宝八歳(756年)六月二十一日、聖武天皇(しょうむてんのう)の崩御に際して光明皇后(こうみょうこうごう)が天皇遺愛の品六百数十点を東大寺盧舎那仏(るしゃなぶつ)に献納したことに始まる。『国家珍宝帳』『種々薬帳』ほかの献納目録が同時に作られ、現存する。以後も東大寺の法会用具や中国・西域からの請来品が加わり、宝庫として伝世した。
東大寺境内の正倉院正倉に収蔵される。明治八年(1875年)以降は宮内庁の管理下にあり、毎秋の正倉院展(奈良国立博物館)で一部が公開される。
正倉院正倉そのものが国宝(建造物)に指定されるほか、宝物本体は宮内庁御物の扱いで、文化財保護法の国指定とは別系統で保存される(宮内庁正倉院事務所)。平成10年(1998年)には東大寺の構成資産として「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録された。
正倉院宝物 公式解説
機関資料宮内庁
正倉院宝物 公式解説に基づく正倉院宝物の主要典拠。
https://shosoin.kunaicho.go.jp/東大寺 由緒資料
二次資料東大寺 由緒資料を参照した正倉院宝物の補助確認。
https://www.todaiji.or.jp/