
宝物
薬師寺東塔舎利容器は、薬師寺東塔に納められた舎利容器として、白鳳伽藍と仏舎利信仰を結ぶ。
東塔水煙(とうとうすいえん)は、薬師寺(奈良市西ノ京町)東塔の相輪頂部に取り付けられた青銅製の透彫装飾で、四方に飛天(ひてん)二十四体を配する。天平の三重塔を飾る相輪付属品として、奈良時代金工の代表例に数えられる。
薬師寺は天武天皇(てんむてんのう)が皇后(後の持統天皇)の病平癒を祈り、藤原京に発願した寺院で、平城遷都に伴い養老二年(718年)頃に現在地へ移建された。東塔は当時の遺構として唯一現存し、天平期八世紀前半の建立とされる。水煙は塔の九輪上に立つ薄板透彫装飾で、飛天が宝珠・蓮華を捧げ持って舞う姿を表し、天平彫金の繊細な技法を伝える。
平成21年(2009年)から平成32年(2020年)の東塔大規模解体修理に際して取り外され、現在は新調の水煙が塔上に取り付けられ、当初の水煙は薬師寺境内の宝物館に収蔵・公開される。
東塔本体が国宝(建造物)に指定されており、水煙はその附属指定として保護される(文化庁 国指定文化財等データベース 薬師寺東塔)。
国指定文化財等データベース 薬師寺東塔舎利容器
機関資料文化庁
国指定文化財等データベース 薬師寺東塔舎利容器に基づく薬師寺東塔舎利容器の主要典拠。
https://kunishitei.bunka.go.jp/薬師寺 公式資料
二次資料薬師寺 公式資料を参照した薬師寺東塔舎利容器の補助確認。
https://yakushiji.or.jp/