
狸
隠神刑部は愛媛県を主な手がかりとして整理する怪異。松山の狸の首領として語られる怪異として語られ、対応する伝承と地図上の土地へつながる。
30秒でわかる
隠神刑部は愛媛県の伝承を入口にたどる怪異です。松山の狸の首領として語られる怪異として語られ、対応する伝承ページ、出典、地図上の位置をあわせて、一覧・地図・グラフの各面から土地と物語の結びつきを確認できます。
## 概要 隠神刑部(いぬがみぎょうぶ、刑部狸とも)は、愛媛県松山市に伝わる狸の首領。伊予八百八狸を率いるとされ、四国の名狸として佐渡の団三郎狸、淡路の芝右衛門狸らと並ぶ。久谷山の麓に巣穴を持ち、藩政期には松山藩のお家騒動に介入したという伝承「松山騒動八百八狸物語」で広く知られる。 ## 出現の文脈 代表的な伝承では、八百八狸を率いる隠神刑部が松山城下に勢力を広げ、藩政の混乱に介入したとされる。松山騒動八百八狸物語(江戸後期から明治期に流布した実録読本・講談)では、加藤明成の遺臣・稲生武太夫(広島の稲生物怪録の主人公と同一視)が刑部狸を退治するという筋が定着した。久谷山の岩屋は刑部狸の住処として伝わる。 ## 言及される伝承・典籍 近世から明治期の実録物・講談本『松山騒動八百八狸物語』、地誌『予陽郡郷俚諺集』など愛媛の郷土資料、村上健司編著『日本妖怪大事典』(角川書店、2005 年)に整理される。国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースにも伊予の事例が採録される。 ## 異伝・変種 日本三名狸のうち四国を代表する存在として、団三郎狸(佐渡)、芝右衛門狸(淡路)、あるいは禿狸(屋島)と並列される。松山では現在も地元の郷土英雄的な狸キャラクターとして文化的に継承される。
国際日本文化研究センター 怪異・妖怪伝承データベース
一次文献国際日本文化研究センター
隠神刑部に関わる怪異・伝承資料の参照入口。
https://www.nichibun.ac.jp/YoukaiDB3/日本妖怪大事典
二次資料村上健司 編著
村上健司編著『日本妖怪大事典』(角川書店、2005年)など、各地の妖怪名と伝承を整理する二次資料。
隠神刑部 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
愛媛県松山市の伊予の狸八百八匹を率いる首領「隠神刑部(刑部狸)」に関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%A0%E7%A5%9E%E5%88%91%E9%83%A8名称や説話、図像、儀礼に重なる具体モチーフです。