
異形
両面宿儺は岐阜県を主な手がかりとして整理する怪異。飛騨に伝わる両面の異形として語られる存在として語られ、対応する伝承と地図上の土地へつながる。
30秒でわかる
両面宿儺は岐阜県の伝承を入口にたどる怪異です。飛騨に伝わる両面の異形として語られる存在として語られ、対応する伝承ページ、出典、地図上の位置をあわせて、一覧・地図・グラフの各面から土地と物語の結びつきを確認できます。
## 概要 両面宿儺(りょうめんすくな)は、飛騨国(岐阜県)に伝わる二つの顔と四本の手足を持つとされる異形の存在。『日本書紀』仁徳天皇六十五年条には、飛騨に現れた朝廷に従わない人として記され、難波根子武振熊命に討たれたとされる。一方、飛騨地方の地元伝承では、悪龍を退治した英雄、寺院を開いた高僧として顕彰される両義的な存在である。 ## 出現の文脈 中央史書では、二つの顔が前後を向き、四本の手で武器を執り、力強く敏捷で朝廷に従わない異形の人として、武振熊命に討たれる朝敵として記される。一方、岐阜県高山市・下呂市周辺の寺社伝承では、千光寺(高山市丹生川)や日龍峯寺(関市)の開基、龍退治の英雄として祀られ、現在も両面宿儺像が伝わる寺院がある。 ## 言及される伝承・典籍 『日本書紀』仁徳天皇六十五年条が古い文献的言及であり、中央史書での扱いを定める。地元飛騨の伝承は近世以降の寺社縁起や地誌に整理され、村上健司編著『日本妖怪大事典』(角川書店、2005 年)にも独立項として記載される。国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースにも採録される。 ## 異伝・変種 朝敵としての姿と地域英雄としての姿が並存する稀な例で、中央/地方の視点の二重性が両面宿儺の固有性を支える。近年は漫画・アニメ等の創作で名が広く知られるが、本項は文献伝承上の整理を中心とする。
国際日本文化研究センター 怪異・妖怪伝承データベース
一次文献国際日本文化研究センター
両面宿儺に関わる怪異・伝承資料の参照入口。
https://www.nichibun.ac.jp/YoukaiDB3/日本妖怪大事典
二次資料村上健司 編著
村上健司編著『日本妖怪大事典』(角川書店、2005年)など、各地の妖怪名と伝承を整理する二次資料。
両面宿儺 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
飛騨国に伝わる二つの顔と四本の手足を持つ異形「両面宿儺」に関する二次整理。日本書紀仁徳天皇紀の朝敵記述と飛騨地方の英雄伝承の両面を扱う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%A1%E9%9D%A2%E5%AE%BF%E5%84%BA