
海の怪異
舞首は神奈川県を主な手がかりとして整理する怪異。海上で三つの首が舞うと語られる怪異として語られ、対応する伝承と地図上の土地へつながる。
30秒でわかる
舞首は神奈川県の伝承を入口にたどる怪異です。海上で三つの首が舞うと語られる怪異として語られ、対応する伝承ページ、出典、地図上の位置をあわせて、一覧・地図・グラフの各面から土地と物語の結びつきを確認できます。
## 概要 舞首(まいくび)は、神奈川県三浦市・伊豆国真鶴沖の海上で、三つの生首が炎をあげながら舞い狂うとされる海の怪異。江戸期の桃山人著『絵本百物語』(天保十二年、1841 年)に図入りで掲載され、互いを憎み合ったまま死んだ三人の武士の首が、死後も海上で争い続けるとされる。 ## 出現の文脈 代表的な伝承では、鎌倉時代、伊豆真鶴の海で三人の武士が口論の末に斬り合いに及び、三人とも首を落として海に沈んだ。以後、海上に三つの生首が現れ、互いに食いつき合い、噛み合いながら炎をあげて舞うのが目撃されるという。船人や海辺の住民の語りとして記録され、相模湾岸の海怪異譚の代表例の一つとして数えられる。 ## 言及される伝承・典籍 桃山人著・竹原春泉斎画『絵本百物語』巻四「舞首」(天保十二年、1841 年)が文献初出として最も有名である。近代以降は柳田國男ら民俗学者の海怪異研究で言及され、村上健司編著『日本妖怪大事典』(角川書店、2005 年)に独立項として整理される。国際日本文化研究センターの怪異・妖怪伝承データベースにも採録される。 ## 異伝・変種 海上に首だけが現れる類話としては、各地の戦場跡の海域に「亡霊の首」型怪異が伝わる。舞首は三つという数と、互いに憎み合う武士という具体的な背景物語の組み合わせで識別される。
国際日本文化研究センター 怪異・妖怪伝承データベース
一次文献国際日本文化研究センター
舞首に関わる怪異・伝承資料の参照入口。
https://www.nichibun.ac.jp/YoukaiDB3/日本妖怪大事典
二次資料村上健司 編著
村上健司編著『日本妖怪大事典』(角川書店、2005年)など、各地の妖怪名と伝承を整理する二次資料。
舞首 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
桃山人『絵本百物語』に採録される伊豆国真鶴沖で三つの生首が舞う海上怪異「舞首」に関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%9E%E9%A6%96