
妖怪
川や淵に棲むとされる水辺の怪異。遠野のカッパ淵など各地の伝承に現れる。
河童は、川や淵など水辺に棲むとされる日本各地の怪異。河に住む小柄な姿、頭頂部の皿、嘴のような口、亀のような甲羅などに描写される。文献初出は中世以前にさかのぼり、近世から近代にかけて全国の地域伝承で多様な異名と特徴を持つ存在として記録される。
代表的な伝承では、河童は淵で子供を引き込む(水難)、馬を引き込む、相撲を挑む、胡瓜を好む、皿の水が乾くと力を失う、といった type 化されたモチーフを持つ。柳田國男『遠野物語』(1910 年)の遠野盆地のカッパ淵伝承は近代以降の代表例で、岩手県遠野市の小川沿いに比定地が現存する。
『和漢三才図会』(寺島良安、1712 年)や『絵本百物語』など江戸期の図譜・怪談集に図像と解説が見られ、近世の博物学的記述として整理される。柳田國男『遠野物語』のほか、地域の口承を集成した「怪異・妖怪伝承データベース」(国際日本文化研究センター)に多数の事例が採録されている。
地域により「川太郎(かわたろう、九州)」「カッパ・河伯(東北)」「メドチ(青森)」「ガラッパ(鹿児島)」など多様な呼称が併存する。水神信仰の零落形、河岸の祭祀対象、子どもの溺死を諭す教訓譚など、地域文化により受容の文脈が異なる。
遠野物語
一次文献柳田國男
柳田國男『遠野物語』。遠野の河童伝承を含む。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001566/files/52504_49667.html河童 - Wikipedia 日本語版
二次資料Wikipedia contributors
河童伝承に関する二次整理。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E7%AB%A5