閻魔大王の分類ビジュアル

仏教系

閻魔大王

公開検証済みえんまだいおう男神

冥界の主として死者の生前の罪を裁くと伝えられる、仏教の地獄の王。

概要

閻魔大王は仏教における冥界の主と記される。インド神話のヤマ(Yama)が仏教に取り入れられたもので、日本では平安時代以降、地蔵菩薩と本地垂迹関係を持つとされる。

出典上の登場場面

源信『往生要集』(985年)に黒縄地獄の獄卒が罪人を「閻羅処」へ送る描写が記される。『今昔物語集』巻4第41話「恋子至閻魔王宮人語」など、平安末期から鎌倉期の説話集に多数登場する。十王経・地蔵十王経では十王の中央に位置する主尊として描かれる。

系譜

インド神話における人類最初の死者ヤマに由来し、仏教経典で十王信仰の中核となった。日本の民間信仰では地蔵菩薩を本地仏とする本地垂迹説が成立した。

信仰・祭祀

専門の社というより、各地の閻魔堂・十王堂で祀られる。京都の千本ゑんま堂(引接寺)、東京・新宿の太宗寺などが著名とされる。

別名・異伝

死後の審判を司り、生前の善悪を量る冥府の王として、亡者の心臓を映す「浄玻璃の鏡」を備えるとされる。庶民信仰では「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」など教化的役割を担ってきた。

属性で近いもの

出典

次に読む

あなたの縁

あなたの縁をたどる

読了した由緒を起点に、あなた自身の繋がりをひらきます。

縁をたどる