薬師如来の分類ビジュアル

仏教系

薬師如来

公開検証済みやくしにょらい神格

病気平癒・延命・現世利益の十二大願を立てたとされる、大乗仏教の如来。

概要

薬師如来は大乗仏教における信仰対象の一尊と記される。サンスクリット名 Bhaiṣajyaguru(バイシャジヤグル)。病気治療・延命・災難除去・現世利益を説く十二の誓願を持つ如来として崇拝されてきた。

出典上の登場場面

『薬師瑠璃光如来本願功徳経』(玄奘訳、唐代漢訳)に十二大願が説かれる。日本では『続日本紀』に天武天皇9年(680年)の薬師寺発願(皇后病気平癒祈願)と697年の開眼法要が記録される。

系譜

東方浄瑠璃浄土の教主とされる。脇侍として日光菩薩・月光菩薩を伴い、薬師三尊として祀られる。十二神将を眷属とする。

信仰・祭祀

奈良の薬師寺(法相宗大本山)金堂の本尊・薬師三尊像(国宝・白鳳時代)が著名。法隆寺金堂薬師如来坐像、東大寺三月堂、唐招提寺金堂など、奈良時代の代表的諸寺に主要本尊として祀られる。

別名・異伝

左手に薬壺(やっこ)を持つ姿で表され、病気平癒・健康長寿の本尊として庶民信仰を集めてきた。十二大願は除病・安楽・延命など現世利益を説き、密教では大日如来の化身ともされる。

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