摩利支天の分類ビジュアル

仏教系

摩利支天

公開検証済みまりしてん女神

陽炎を神格化したとされる、武家の戦勝守護神としても信仰された天部の尊格。

概要

摩利支天は仏教の守護神である天部の一尊と記される。サンスクリット名 Marīcī(陽炎・光線の意)に由来し、梵天の子・日天の妃ともいわれる。

出典上の登場場面

大正新脩大蔵経 第21巻(密教部四)に T1254『末利支提婆華鬘経』・T1255『摩利支天菩薩陀羅尼経』・T1256『摩利支天陀羅尼呪経』・T1257『大摩里支菩薩経』など、唐代漢訳の摩利支天関連経典群が収録されている。

系譜

梵天の子、または日天(太陽神)の妃ともされ、天部の守護神に位置づけられる。日月の前を行く陽炎の如く、捕えられない・害されない性質を持つとされる。

信仰・祭祀

京都の建仁寺塔頭・禅居庵(臨済宗、日本三大摩利支天の一)、京都の摩利支天徳大寺、東京・上野徳大寺、金沢の宝泉寺などで本尊として祀られる。

別名・異伝

猪に乗った姿で表されることが多く、武家の間で「常に害されない」性質から戦勝守護神として信仰された。楠木正成は兜に摩利支天像を篭め、毛利元就・立花道雪は摩利支天の旗を旗印に用いたと伝えられる。

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