
日本神話
神産巣日神は、造化三神に位置づける神格。造化三神の一柱として、生成と出雲神話をつなぐ神格
神産巣日神(かみむすひのかみ)は、『古事記』『日本書紀』に記される造化三神の一柱。天地開闢の初めに天之御中主神・高皇産霊神とともに高天原に成った独神で、出雲系神話との結節点に位置する神格。
『古事記』上巻冒頭の造化三神として登場した後、大国主神の章では、八十神に焼かれて死んだ大国主神を、母神の請いに応じて𧏛貝比売・蛤貝比売を遣わして蘇生させる場面が記される。少名毘古那神を「我が子」と認め、大国主神と協力して国造りを行わせるよう命じる神格でもあり、出雲系神統と造化系神統を結ぶ位置を占める。
造化三神の一柱として、天之御中主神・高皇産霊神と並ぶ独神。御子神に少名毘古那神があり、葦原中国の国造りで大国主神の協力者となる。出雲系神話圏に深く関わる造化神という位置づけで、高皇産霊神が天孫系に近いのと対をなす関係が見られる。
東京大神宮(東京都千代田区)、出雲大神宮(京都府亀岡市、丹波国一宮)、神魂神社(島根県松江市、出雲国造邸内社)などに祀られる。神魂神社は出雲国造家の館近くに鎮座し、本殿は大社造の最古例として天正十一年(1583 年)造営の建物が国宝に指定されている。出雲系祭祀の根本に近い社として位置づけられる。
神産巣日神 かむむすひのかみ
一次文献國學院大學 古典文化学事業「神名データベース」神産巣日神。
https://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/kamumusuhinokami/古事記 上巻 天地初発段
一次文献古事記 上巻 天地初発段に基づく神格・系譜・登場場面の整理。
神道・神名辞典 神産巣日神項
二次資料神道・神名辞典 神産巣日神項を参照した神格名・関連文脈の補助確認。
名称や説話、図像、儀礼に重なる具体モチーフです。