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伝承

祇王の伝承

公開検証済みぎおうのでんしょう

平清盛の寵を失った白拍子祇王が母・妹とともに嵯峨野で出家したと平家物語巻第一に伝わる説話。

あらすじ

平家物語 巻第一「祇王」段に、入道相国・平清盛に寵愛された白拍子の祇王が、新しく出仕した白拍子・仏御前の出現により清盛の寵を失ったと記される。祇王は屋敷を追われて嵯峨野に庵を結び、母・刀自と妹・祇女とともに尼となった。後に祇王に酌をするよう清盛から命じられて屈辱を受けるが、それを契機として仏道に篤くなり、仏御前もまた清盛のもとを去って嵯峨野の庵に身を寄せ、祇王・祇女・刀自とともに念仏修行に専念したと伝えられる。

主な場面

清盛の寵愛、仏御前の出現と寵の交代、祇王の屋敷追放、嵯峨野での草庵生活、清盛の召喚と屈辱、出家、仏御前の参入、念仏共修、という段で構成される。

舞台・伝承地

京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町 祇王寺(真言宗大覚寺派、大覚寺境外塔頭の尼寺)。明治初年に廃寺となるが1895年に再興された。

出典

平家物語 巻第一「祇王」(鎌倉時代成立)。五十嵐力編『平家物語』(青少年日本文学、至文堂、1943年)等で校訂本が刊行された。

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