恵日寺の分類ビジュアル

寺院

恵日寺

公開検証済みえにちじ

恵日寺は福島県磐梯町にある寺院。名称、所在地、由緒を分け、厄除け・道開きの信仰文脈から地図でたどれる。

概要

恵日寺(えにちじ)は、福島県耶麻郡磐梯町磐梯に所在する真言宗豊山派の寺院。山号は磐梯山。大同二年(807 年)に法相宗の高僧・徳一菩薩(とくいつぼさつ)が開創したと伝える、東北最古級の仏教寺院の一。寺跡は国指定史跡「慧日寺跡」(旧称恵日寺)。

鎮座地

所在は福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字本寺 上 4950。磐梯山(標高 1,816m)の南麓、会津盆地の北縁に位置する。寺跡は約 24 万平方メートルにわたり、金堂・中門・講堂等の遺構が史跡公園として整備されている。平成二十年(2008 年)に金堂が中世絵図に基づき復元され公開されている。

祀られる神格

本尊は薬師如来(やくしにょらい)。開山堂に徳一菩薩像を祀る。徳一菩薩(生没年不詳、八〜九世紀)は法相宗の南都僧で、最澄(七六七〜八二二)と「三一権実論争」を交わした学僧として知られる。会津・東国の山岳信仰の地に下向し、磐梯山の山麓に法相宗の道場として恵日寺を開いた。磐梯山の山岳神格である磐梯明神(磐椅神社、いわはしじんじゃ祭神)と神仏習合の関係にあった。

沿革

大同二年(807 年)徳一菩薩開創。平安期には会津地方の仏教中心として東北の天台・真言・法相の交流拠点となった。中世以降は寺領が衰退したが、近世に真言宗豊山派の寺院として再興。本格的発掘調査と整備により「慧日寺跡」として国指定史跡となり、磐梯町歴史民俗資料館・恵日寺資料館が併設される。

主要祭礼

毎月 8 日の薬師縁日、4 月の春祭、徳一菩薩忌(開山忌、秋)が継承される。発掘調査成果に基づく学術行事・特別公開も恒例化している。

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